建築設計実績の紹介
分譲マンションのデザインリノベーション・リフォーム事例です。 古い小さな分譲マンションを改修しました。もともと洗濯機置場がありませんし、バルコニーもありません。
お施主様より、洗濯機とワインクーラーと勉強机が必要であること。
なるべくみんな収納して隠すようにすること。鏡を使ってほしい。
などのご要望がありました。
床・壁・天井の内装のほかに、既存は、トイレとユニットバスが一体だったので、トイレとシャワーユニットに分割し、ミニキッチンのユニットを交換、居室内に排水と給水設備を設けて洗濯機を置けるようにしました。
窓側には、室外機が一体型のエアコンユニットがビル共通の設備でついています。
エアコンユニットをマホガニーの無垢フローリングをそのまま立ち上げてエアコンカバーを作っています。
カーテンボックスは、天井からR加工したボックスを作って天井と壁の境目をなくして広がりが出るようにしています。カーテンも窓部となっている壁の一部を覆うのではなく、壁面全体に黄色いカーテンをしています。壁面エアコンユニット吹き出し口がエアコンユニット天板部分にあるため、カーテンで覆うのはよくないので、天板部分でカーテンを止めています。
鏡の部分もレース状のカーテンを設けています。これは、粗い目のレースとすることで鏡を意識しすぎないようにして落ち着いた雰囲気を演出するためです。床と天井部分で収納がくっついていないで浮かしています。天井と床面が壁面収納の奥まで連続することで視覚的に奥行きの見通しを長くして広く見せるためです。
壁面収納に机を収納した状態です。 写真右側の網目状の部分がエアコン吹き出し口です。
壁面収納の家具から机を出した状態です。机を出した奥に書棚があります。
ソファに腰かけた時の、中央の収納家具の壁面の一部を開くとテレビになっています。
洗濯機は、給水 排水 洗濯機パンを取り付けています。
ワインクーラーはドレイン排水 双方に熱抜き穴を天板に設けています。
洗濯機とワインクーラーを隠す扉を布団張りとしています。ワイングラスの収納は布張りの棚としています。