エントランスホールから応接室を眺める
オフィスデザイン・オフィス移転工事 東京都港区南青山のマスコミ・クリエーター人材派遣会社のオフィス移転工事の事例です。
オフィス移転に伴う全般工事をワンストップで手配致します。
オフィスレイアウトデザイン設計だけでなく、LAN工事、電話工事、電源コンセント工事、オフィス家具手配を行っています。今回は規模拡張により本社自社ビルから分社化したオフィスでしたので、原状回復工事はありませんでした。
照明が天井だけでなく壁面全体を覆うことで顔に明るさが写り込み気持ちがアップする応接空間を設計しました。
ホールから外部まで見通せるように応接室の壁面をガラスとして必要な時にブラインドを降ろす仕様としています。
什器のセレクトも片岡直樹建築設備設計一級建築士事務所で行っております。今回はコルビジェのソファとイサムノグチのガラステーブルを選定させて頂きました。
応接室
壁と天井は照明の前にアクリルカバーを束材で支持して壁面から浮かせダブルスキンのように見せています。
ソファは、コルビジェLC2です。テーブルは、イサムノグチのコーヒーテーブルです。
チューブトンネル状の天井壁面に照明を入れています。蛍光管の規制サイズに合わせたモジュールを設計して連続させています。
面談室入口ディテール
光のトンネルチューブの側面に面談室入口の扉が4つあります。光のトンネルチューブの局面壁から直線に変わる部分で扉を円の外接面に作ることでトンネルチューブの外形に直線部分が影響しないようデザインしています。
受付台ディテール
トンネルチューブで面談室入口前に受付台を設けています。人材派遣会社なのでオフィス部分はプライバシーマークの関係で密閉性が高くエントランスホールから事務室部分が伺えないように設計しています。
また、事務室入口部分通路をクランクさせることで社員の方の出迎えが壁の間から現れるような演出ができるようにしています。
社員の方が扉をあけて事務室からエントランスホールへ出るときに、バックスペースである事務室が来客者に見えてせっかくの演出が興ざめされないようにするためです。
実際の事務室出入り口は全てカードセキュリティーで入退室管理され部外者が進入できない設計としてます。
エントランスホール
エレベーターホールを降りた来客者が一番最初に目にする光景です。気持ちを高揚させてくれるデザインとしてお客様にも喜んでいただけました。
エレベーターホールから外部窓までを見通した長い距離をとってトンネルチューブ構造が連続し外部まで達しているようすがわかるように応接室の壁をガラスとしています。
また、タイルカーペットの一部を壁まで巻き上げることで天井・壁・床の概念が取り払われているようなデザインとして設計しました。
面談室1
面談室内部は人材派遣会社という性格上プライバシー性が重要視されるため、壁は天井まで間仕切りが達しており遮音性を重視しています。
既存のテナントオフィスではフロア全てが空調を均質にするために設計されておりゾーンごとの空調分割は施されていても、こうしたそれぞれに部屋を区切ることは想定されていないのが通常です。
その為、よく見かけるのが欄間部分が開いていて隣の部屋と空気が天井付近で共有できるつくりになっていることがあります。
しかし、それでは面談の会話が外部に漏れてしまうので壁を天井まで設けて空調配列の吹き出しと吸い込みを各面談室それぞれに設けて対応しています。
その場合でも、なるべく空調ダクトや室内機の移動が最小限ですむようなプランニングを天井内既存空調設備を調査してレイアウト設計を行っております。
面談室2
面談室は壁面の一部と机を同素材として共通性を持たせ壁パネル目地間隔と机幅が合うように設計して壁と机の一体感を演出し小さな部屋でも広がりが出るように設計しています。
イスはそれぞれの面談室でかえて違う雰囲気が楽しめるように什器選定をおこないました。