通りからの地下階段にむかうアプローチ
学校の図書館を地下に移転するスケルトンからのインテリアデザイン案です。
入学希望の方を案内するとき、エントランスを通って地下の図書館を案内してから、上階の教室を案内するそうです。
既存のエントランスがビルの谷間のようなところで、日中でも暗いことから
学校見学に訪れた方の印象を良くしたいという要望がございました。
通りからの地下階段にむかうアプローチは、2方向あります。
明るいエントランスのために、ステンレス鏡面の照明ポールを列柱のように設ける案です。
エントランスと共通化した樹形ステンレスをインテリアにも連続しています。
エントランス外部軒天井の既存スパンドレルを撤去して、内部デザインと同じ三角形モジュールのルーバーを設けています。
こちらはアルミ製を想定しています。
エントランスからの眺め
エントランス側閲覧スペースからバックヤードへの眺め
閲覧スペースからバックヤードへのながめ
天井の三角形のルーバーは1つのモジュールの方向をランダムに回転させることで
いくつものパターンがあるように見せています。
閲覧スペースからサロンスペースへの見通し
地下室なので、内装不燃が求められます。
造作家具の本棚も壁も不燃材料とする必要があるので、スチールパネル塗装となると想定しています。
サロンスペース
図書室ですが、OBの方や講師の方の交流する
サロンのような機能を持たせてほしいとの要望がございました。
閲覧スペースから事務局スペース方向の見通し
事務局スペースからサロンスペース・閲覧スペースへの見通し
サロンスペース奥からのエントランスの見返し
ステンレス鏡面の樹形ポールが視線を完全にさえぎるでもなく、あいまいな見通しになります。