住宅/ビル/マンションのデザイン建築設計事務所をしている片岡直樹が向学のために名建築を訪ねるシリーズです。
鶴岡市立藤沢周平記念館は、山形県鶴岡市に立地する記念館です。 高谷時彦先生による設計です。内観撮影は不許可です。外観のみの撮影です。
日本建築学会東北建築賞を受賞しています。 日本建築学会作品選集 、 2013年5月号に新建築で発表されています。
藤沢周平氏は昭和46年『溟い海』でオール読物新人賞、昭和48年『暗殺の年輪』で直木賞を受賞。『蝉しぐれ』『義民が駆ける』『三屋清左衛門残日録』『用心棒日月抄』シリーズなど、数々の名作を発表した山形県東田川郡黄金村大字高坂(現鶴岡市高坂)出身の作家です。
西側外観
アプローチ
北西側外観(正面)
アプローチ右手が風除室正面が中庭です。
北側から中庭の眺め 大谷石の床は旧藤沢周平邸のものでしょうか。
西側外観 でわかることは、内部は事務室で天井軒庇までコンクリートスラブになっています。一見木造の切り妻屋根の勾配のように見えますが、この建物は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造です。このようなコンクリートスラブの構成は珍しいので勉強になります。
北側からの中庭 既存の松以外で東京の旧藤沢周平邸の素材として大谷石や木々、瓦などが使われているそうです。
展示室の『蔵』『鞘堂』の構成がこの建物の評価されているポイントのようですが、内部は撮影不可となっています。
下記の情報は2020年2月15日に収集した情報です。
鶴岡市立藤沢周平記念館
最新の情報は鶴岡市立藤沢周平記念館のホームページをご覧ください。
住所: 〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町4-6(鶴岡公園内)
TEL: 0235-29-1880
FAX: 0235-29-2997
休館日:水曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始
開館時間:9:00〜16:30
入館料: 大人 320円 ・ 高校生・大学生 200円 ・ 中学生以下 無料