リビングからダイニングへの眺め
南北の部屋は2面採光が取れますが、CGパースの真ん中の部屋はバルコニー面のみの一面採光になります。
ベッドからリビングへの眺め
もともとのプランで採光が得られない奥のスペースをウォークインクローゼットやユニットバス。洗面などの水回りとするプランとして居室は壁の仕切りの無い一室空間としています。
リビングからダイニング・キッチンへの眺め
キッチンが独立した部屋になり、カウンターテーブルがつくタイプ部屋です。
ビフォー 和室からダイニングへの眺め
リフォーム前の同じカメラアングルです。続き間なので奥のダイニングの採光がない暗い部屋になっています。
既存の2DKプランではDKが続き間のため採光が望めない暗い部屋となっていて、楽しくダイニングで食事するイメージが持てませんでした。
アフター リビングからベッドルームへの眺め
リビングからベッドスペースその奥はウォークインクローゼットとなっています。
リビングドアへの見返し
天井にある真ん中の梁型は構造体ではなく内部にダクトが通っています。天井高さが梁下ダクトルートとして低くならないように配慮すると、既存梁スリーブを利用することになり、ダクト位置は変えられません。
既存梁にダクトスリーブを開けることは構造上危険になります。絶対に構造体に穴を後からあけてはいけません。
ビフォー 和室からキッチンへの眺め
リフォーム前の同じカメラアングルです。続き間で奥のキッチンには採光がありません。
アフター ダイニングからキッチンへの眺め
賃貸マンションの場合、得られる家賃収入により内装グレードは異なりますが、一般的な入居者層をターゲットとした場合、入居者が変わった時の内装工事である原状回復工事が発生します。その際に、手のこんだディテール、例えば入り巾木や枠周りのディテール・建具など投資回収ができないほどに費用をかけることはできません。
また、原状回復工事の際は、新築時などの大手の工務店に依頼しては、施工工事費に内包している経費率が高くなり割高になってしまいます。
退去時期は部屋によりバラバラになるので、工事時期もバラバラになります。経費が抑えられる一人親方が経営しているような小さな工務店で可能なクロスの張替えや塗装そして既製品の建具などを利用して安く原状回復工事ができることが求められます。
リビングドアからの眺め
キッチンは費用を抑えながら長く入居していただくために使い勝手を重視した既製品の吊戸棚もあるシステムキッチンとしています。そのため、レンジ前にはキッチンパネルの幕板が出てしまいます。
キッチンパネルとシステムキッチンの扉の材料をそろえたメーカーで指定したかったのですが、 短納期の関係で 不可となりました。しかし、できるだけ面材をそろえてすっきりさせたいと考えています。
キッチンカウンターが少し独立して見えるように巾木とカウンターで縁を切ったデザインとしています。
カウンター下の腰壁はフローリングを張り上げたデザインを提案しています。
リビングからキッチンへの眺め
今回の壁紙では一面のみアクセントとしてカラーのある壁紙を提案しています。